インタビュー01


もともとは出身である苫小牧の市役所を志望していたんですが、試験に落ちて就職先をどうしようか悩んでいたとき、父に「三ッ輪運輸という会社がある」と紹介されたのがきっかけです。港湾関係の仕事をしていた父が知っていた会社でした。
最初は苫小牧に戻るつもりでしたが、大学の4年間暮らした釧路が案外心地よくて。苫小牧と似た雰囲気もあり、戻る理由も特になくなっていたので「釧路に残るのもアリかな」と思えるようになりました。
正直最初は、企業説明会で話を聞いても、どんな仕事なのかはイメージしづらかったんです(笑)。でも、釧路の知り合いに話すと「三ッ輪運輸っていい会社だよ」と言われて、その言葉でちょっと安心したのを覚えています。

入社前は、「毎日ちゃんと出社できるだろうか」「仕事を覚えられるだろうか」と、不安だらけでした。学生と社会人は全然違うとよく言われますが、人との関わり方も含めて、自分がうまく適応できるのか正直心配だったんです。
でも実際に入ってみると、配属先の港運紙業課は若手が多く、あだ名で呼び合ったりして、雰囲気がすごくあたたかくて驚きました。上司や先輩も話しかけやすく、わからないことがあってもすぐに聞ける空気があります。怖い人ばかりだったらどうしよう…なんて思ってましたが、完全に考えすぎでした。
今担当しているのは、紙を本州に運ぶための手配業務です。港で紙を船に積み込み、東京・名古屋・関西などに向けて出荷しています。
日々の仕事は、前日に行った作業の記録を入力することから始まり、翌日の積み込み作業の段取りを現場と打ち合わせたり、出荷量の確認をしたり、必要な書類を作成したりと多岐にわたります。
紙が破れているなどのトラブルがあったときは現場に出向き、状況を確認して写真を撮り、お客様に連絡を入れることもあります。
この仕事の難しさは、お客様の要望と現場の事情、両方のバランスをとること。安全面や作業効率を考慮しながら、双方が納得できる形にまとめるのが自分の役割であり、腕の見せどころでもあります。

印象に残っているのは、1年目に先輩が長期休みに入ったとき。その先輩の電話がすべて自分に来るようになって、すごく緊張した1週間でした。なんとかトラブルなく乗り切れたときは、本当にホッとしました。
とはいえ、失敗もありました。ある仕事で、いつどの貨物を船に積むかの予定のキャンセルを関係者に伝え忘れてしまい、現場から「聞いてない」と怒られたんです。
週末になってもずっと落ち込んでいましたが、課長から「どんどん失敗していい」「1年間で半人前になればOK」と言われて救われました。
この1年で特に変わったのは、人前で話すことへの抵抗がなくなったこと。入社前は電話も苦手だったけれど、今は自然にやりとりができるようになってきました。

私の代は同期が多く、すごく仲が良いです。月に1回は飲みに行って、仕事の話や雑談をしたり。私は幹事役になることが多くて、みんなに声をかけたりお店を予約したりする役目です(笑)。
同期の頑張りを見て「自分も負けていられないな」と思うこともあるし、逆に落ち込んでる人を励ますこともあります。入社してしばらくは、同期といる時間がいちばんホッとできる時間でした。
2年目になって後輩も入ってきたので、少しずつ「見られる側」になってきた実感もあります。先輩たちから教わったことを、自分もちゃんと伝えていけたらと思っています。
